見ているだけで不安が静まり、幸福感がわき上がってくる
「不安が静まり、幸福感がわき上がってくる」
10数年前、ある本で紹介されていた1枚の絵に釘付けになりました。
イエローを基調にした太陽のような光の絵。暖かい、なつかしい、母の懐に抱かれているような安堵感を感じ、どうしてもその絵がほしくてギャラリーを探し回りました。
絵のタイトルは「慈悲」。
この絵は、これまで私と多くの患者様を癒してきました。
Chieさんの絵が登場してから、多くの医療機関でも、血圧が下がる、自律神経が整うなどの効用があり、展示されるようになりました。 まさにアートセラピーです。
アートセラピーは1940年台に誕生し、当時はフロイトやユングの影響を受けながら発展してきました。現代ではアートセラピーやイメージセラピーは様々な心理療法の中でも応用されるようになっています。
全ての絵に必ず描かれるものは光。光なくして絵は描けないことは言うまでもありません。Chieさんの光の絵は、私たちが生まれ来る根源の光を表現しています。
見ているだけで、怒り、怖れ、不安、自責の念が静まり、安心、暖かさ、穏やかさ、幸福感がわき上がってきます。
こうしたリラクゼーション効果は、医療分野だけでなく誰でも健康で安らかな生活を送る上で最も大切なものであり、交感神経の過緊張を沈め、免疫力の改善につながります。
Chieさんの光の絵は、光の輝きとともに、様々な色で光のグラデーションを表現し、それぞれの絵にテーマがあります。
眺めているだけで、暖かさを感じる絵、安らぎを感じる絵、過去の様々な感情を癒してくれる絵、あるいはエネルギッシュな力強さがわき上がってくる絵などさまざまですが、それは受け取る側の感性がChieさんの光に照らされることに共鳴して起こるもので、それぞれ感じ方も異なります。
そこが、ChieArtのアートセラピーであって、感情、自律神経、免疫力に働きかけることによって、心身を本来の健康状態に近づけていくことが期待されます。そこに癒しが起こります。
実際、私のクリニックでChieさんの絵をご覧になった方達から、暖かさを感じる、気分が楽になった、肩こりが楽になった、体が軽くなった、ぼーっといつまでも見ていたいなどの声をお聞きしています。
人は、常に五感に入る刺激に反応し、心を動かします。それが、良くも悪くも心身の健康に影響を及ぼします。
聴覚を利用した音楽療法、嗅覚や体感覚を利用したアロマセラピーなどと同様に、視覚を利用したアートセラピーが今後ますます利用され、近未来の医療の一つの療法として発展を遂げることを願っています。
医療法人エバーコンフォート
石原クリニック理事長 医師、医学博士、ヒプノセラピスト
石原 均
http://www.ishihara-clinic.jp